意味がわかると怖い話 失恋直後の失意

意味がわかると怖い話 失恋直後の失意

親友だと思っていた奴に、彼女を奪われてしまった。

その親友は、ビルの屋上で花火を観賞をしていた。

俺が近づくと、親友は言う。

「あいつを奪うみたいな形になってしまって、悪かったな。」

『しょうがないだろ。』

「怒って・・・ないのか?」

『別に。あいつが、俺よりお前を選んだだけだから。』

「そっか。それ聞いて安心したよ。」

『あいつが待ってるから、早くいけよ!』

「そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。応援してくれな。」

俺は、親友の背中を力強く押した。

解説↓

普通に読めば、「俺」は彼女を親友に奪われたけれど、二人(彼女と親友)の恋愛を応援しているように見える。

でも、もしも、「親友の背中を力強く押した」が精神的な意味ではなく、実際に背中を押していたとしたらどうだろう。

場所は、ビルの屋上だ。

いきなり話は、略奪愛の復讐劇になってしまう。

さらに、この流れで物語を考えてみると「あいつが待ってるから」というセリフは、もうすでに彼女を殺しているということになってしまう。

「早くいけよ!」は、「行け」ではなく、「逝け」という意味なのかもしれない。
PR