意味がわかると怖い話 酔いつぶれた友達

意味がわかると怖い話 酔いつぶれた友達

友達と二人で飲んでいた。

俺たちはいささか飲みすぎていた。

帰るころには友達はべろんべろん。

千鳥足で上手く歩けない。

終電もなくなり、朝までどこかで時間をつぶさなければならなくなった。

友達がトイレに行きたいというものだから、俺たちは目についた公園のトイレに入った。

古びたトイレで、かなり汚かった。

掃除はしているのだろうか?

俺は小便をすると、手を洗おうと水道をひねる。

水が出ない。

手洗い場の水道が故障しているのだ。

どうなってるんだ、このトイレは。

友達は個室に入り出てこなくなってしまった。

声をかけても「うーん、大丈夫」という死にそうな返事。

俺は友達の酔いを醒まそうと、水を買ってこようと思った。

公園近辺を歩いてみたが、自販機がない。

しばらく歩き、唯一あったコンビニで水を買うと公園のトイレの前に戻ってきた。

友達は、まだ個室の中でうなされているようだった。

俺は個室の真ん前で、1時間ほど待った。

やっとのことで友達が個室から出てきた。

俺は、水を手渡した。

友達はもうたくさん飲んだからいいよ、と笑って断った。

解説↓



トイレの水飲み場は壊れている。

公園のそばに自販機はない。

それどころか、友達はトイレの個室で泥酔状態だった。

その状態で水を飲めるとすれば、便器の水しかない。

意味がわかると怖いというより、意味がわかると気持ち悪い話になってしまった。
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