意味がわかると怖い話 食人鬼の出てくる絵本

意味がわかると怖い話 食人鬼の出てくる絵本

後味が悪いといえば、小学生の時ぐらいに見た絵本が深く印象に残ってる。

物語の主人公は食人の習慣がある大男。

そんなキチ○イのもとに、ある女性が逃げ込んできた所からストーリーは回り出すわけ。

(その女性の正体はどこぞの国の王女様というよくあるパターン。確か国から脱走して追われてたような・・・・)

で、だいたいの中盤の話は頭から抜けてしまってどうにも思いだせない。。。。

ただよくある展開で、巻き込まれた主人公が一目惚れしたヒロインの為に奮闘するみたいな感じだった。

とにかく、すったもんだの末に問題を解決して、いちやく英雄になった大男。

誰も彼もが彼の勇気ある行動を賞賛した。

そして、渦中のロマンスで恋心が芽生えた二人はなんと結婚することに。

そのうち王女との間に子供は大勢生まれ、王様になった大男は食人の習慣もなくなり、真人間になった。

そんなハッピーエンドの描写が後半は描かれてて、めでたしめでたしと思った矢先、最後のページに後味が悪いものが描かれていた。

王様になった大男、王女、そして大勢の子供が後ろ向きに立って終わるページ。

どうして後ろ向きという不自然な形をとったのか?

そんな疑問を挟む前、ある一部分に明らかに異質なものが描かれていた。

それは息子の一人が背後にナイフとフォークを隠すように持って、佇んでいた。

その少年が意図的にと不気味に描かれているのは誰が見ても一目瞭然だと思う。

小学校とか図書館で見たから、有名な絵本ぽいな


解説↓



その絵本は、フランス人児童文学作家であるトミー・ウンゲラーゼラルダさんの「人喰い鬼」という話らしい。

オチとしては、大男は人食いじゃなくなったけれど、息子がその血を受け継いで人食いになってしまったという感じらしい。

調べてみたところ、この話がトミー・ウンゲラーゼラルダさんの「人喰い鬼」であるかどうかの確証がもてない。

というのも、以下がトミー・ウンゲラーゼラルダさんの「人喰い鬼」のあらすじらしいのだ。

昔むかし、あるところに、ひとりぼっちの人喰い鬼がいました。

童話に出てくるような人喰い鬼のように、この鬼も、するどい歯、ごわごわのひげ、

それに、でっかい鼻と、大きなナイフをもっていて、とても残酷で、大ぐらい。

朝ごはんに子どもを食べるのが、なによりも大好き。

人喰い鬼は毎日、子供を攫いに街へやって来ました。

親たちは小さな子供達を地下室へ隠し、町から子供たちはすっかり姿を消しました。

町から遠く離れた谷間の森の開拓地に、一人のお百姓さんとその娘のゼラルダが暮らしていました。

その親子は、人喰い鬼の噂を聞いたことがありませんでした。

ゼラルダはお料理が大好きで、六つになるまでにあらゆる事が出来ました。

一年に一度、お百姓さんは町へ作物を売りに行きます。

しかし今回の市が立つ前日、気分が悪くなり、ゼラルダが代わりに行く事になりました。

翌日、ゼラルダは荷車に荷物を載せ、出掛けました。

その朝、人喰い鬼はいつもよりずっと腹にぺこで、気が狂いそうでした。

朝の風に乗ってきたゼラルダの匂いを嗅ぎつけ、人喰い鬼は岩陰で待ち伏せしました。

あまりにあせった人喰い鬼は、岩から足を滑らせ道の真ん中にどしーん、気絶してしまいました。

可哀想に思ったゼラルダは、人喰い鬼を看病し、お腹を空かせている人喰い鬼に料理を作りました。

料理を食べて元気になった人喰い鬼は、その美味しさに、あんなに食べたかった子供の事などすっかり忘れ、自分のお城で料理を作ってくれないかとゼラルダを誘ったのです。

その代わりに、たっぷりの黄金をやると約束して・・・

こうしてゼラルダはお父さんも呼んで、人喰い鬼のお城で暮らすことになりました。

ゼラルダは、次から次へと新しい料理法を編み出しては、お料理ノートを何冊も作りました。

お城での、代表的な夜食のメニューはこんな感じ・・・

1、酢キャベツとソーセージ

2、ガチョウのレバーのパテ、パイ皮くるみ

3、キノコのジェリー、仔牛のカツレツのせ

4、ポンパーノ・サラ・ベルンハルト

5、チョコレートソース・ラスプーチン

6、七面鳥の丸焼きシンデレラ風

7、果物の砂糖漬け、レディーフィンガー・ビスケット、アイスクリーム・ケーキ

近所の人喰い鬼も招待され、その料理の美味しさに、人喰い鬼達はすっかり感激!

その日から、子供達を食べる事なんかすっかり忘れ、町には平和が戻って来ました。

引用元:ゼラルダと人喰い鬼


話しがずいぶん違う気がする。

考えられる可能性は2つ。

1、前者の話はトミー・ウンゲラーゼラルダさんの「人喰い鬼」ではなく違う物語である可能性

2、童話は時代と共に原作とはずいぶん変わってしまうことがあるため、後者の話は現代風にアレンジされた話だった可能性

まあ、どちらにしても物語の主人公が食人鬼という時点で気色悪く感じてしまう。
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