意味がわかると怖い話 推理クイズ

意味がわかると怖い話 推理クイズ

そんなことより聞いてくれよ。

最近の強盗は危ないから、お前らも気をつけろよ。

最近も俺の知り合いの作家が強盗に殺されてね。

まあ、第一発見者は俺と友人のKなんだけど。

被害者の作家だけど、どうやら強盗に出くわして運悪く殺されてしまったらしい。

強盗はカーテンの奥の出窓に隠れていて、被害者が仕事を始めるや否や、その被害者が所持していた拳銃で、カーテンの陰に隠れて彼の背中を撃ち抜いたらしいんだ。

発見された時、出窓では拳銃と、その拳銃を真っ直ぐ立てておくためのスタンドが散乱し、その真下の床の上のゴミ箱の中には被害者の携帯電話と、それに巻きついた50cmくらいの長さのテグスが発見された。

被害者はクラシック音楽を聞きながら執筆するのが趣味でね、俺達が部屋に駆けつけた時も、うるさいくらい大音響で音楽が鳴り響いていたっけ。

全く、怖いことってあるもんだよな。俺とKは、犯行時刻の少し前までその作家の家で遊んでたんだぜ。

その帰り道に、Kが「忘れ物があったのを思い出した」とか言って作家の携帯に、異常なくらいしつこく電話を掛けまくったんだっけ。

でも、その作家は全然電話に出ない。

おかしいと思ってすぐ引き返してきたら、作家が射殺されてたっていうんだから、怖い話だよな。

普段から足の速いKは全速力で被害者の家に駆け戻り、真っ先に部屋に飛び込んだ。

続いて鈍足の俺も数秒後にやっと作家の部屋に入ったんだけど、その時はKは窓際のゴミ箱の傍で、射殺された被害者を見て震えてたぜ。

俺もKも疑われたけど、付近住民が揃って銃声を聞いたという犯行時刻は、外に一緒にいたからお互いにアリバイ証言出来て無実を証明できた。

恐ろしいことに、正にKが作家に何度も電話をしていた、ちょうどその時刻に作家は射殺されたらしいんだ。

そういうことだから、お前らも強盗には気をつけようぜ。


解説↓


どうやら、この話は推理クイズのような話らしい。

さて、犯人が誰だか分かっただろうか?

犯人は、友人のKのようだ。

Kが使ったトリックは以下のやり方。

被害者に当たる位置で、拳銃を立てるスタンドに拳銃をセットし、テグスと被害者の携帯電話を使い、携帯に電話すればバイブ機能の振動で携帯が落下し拳銃の引き金がひかれるように細工していたようだ。

大音量で音楽をかけているから、バイブの振動の音も掻き消せる。

拳銃は出窓にセットしてあるから、カーテンで見えない。

これで、後々携帯に電話をかければ殺人完了というわけだ。

ただ、問題もある。

被害者がトイレに立ったり、場所を移動してしまったらアウトである。
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