意味がわかると怖い話 殺害現場

意味がわかると怖い話 殺害現場

友人と肝試しに行こうということになり、彼の車で出かけた。

つい先日小さな子どもの惨殺事件のあった場所だ。

未だ、犯人は捕まっていないらしい。

発見現場に着くと、そこには多数の花が供えられている。

俺たちはまだ独身だったが、子どもを無くす親の気持ちは相当なモノだろう。

その時だ。

突然、『バン!バン!バン!』と俺の座っていた助手席側の窓をたたく音がした。

俺たちは、あまりの恐怖に絶叫しながら猛スピードでその場を離れた。

少し離れたコンビニでとりあえず落ち着こうと車を止め、ジュースを買いに車から降りた。

ふとドアを見たときに衝撃が走った。

手形だ。

助手席側の窓一面に小さな白い手形。

コンビニのライトに照らされ、たくさんそれが浮かび上がっていた。

再び顔面蒼白になる二人。

「気味が悪いから消そう。」

俺はそう言って、その窓を震えるで袖で拭う。

しかし、何度も拭うが全然落ちない。

よく見るとその手形は全て、窓の内側、室内からつけられたモノだった。

「これって…」

と、言いかけて俺は声を止めた。

気づいてしまったからだ・・・・とんでもないことに。


解説↓


手形は、車の助手席の窓の内側にたくさんついていた。

では、その車は誰の物か?

そう、友人の物だ。

これはつまり、子供を惨殺した犯人というのは、この友人なのではないだろうか?

犯人は犯行現場に戻りたがるというから、犯行現場に戻って事件を起こした時の興奮を、もう一度思い出したかったのかもしれない。

では、殺されてしまった子供の霊は、なぜ手形をたくさんつけてきたのだろうか?

自分が殺されてしまった無念を、語り手である「俺」に伝えようと入しているのだろうか?

それとも、「俺」の身に降りかかるかもしれない危険を教えてくれているのだろうか?

どちらにしても、このことで「俺」は真実に気が付いてしまったようだ。

その後の展開を考えると、怖すぎるように思える・・・・
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