意味がわかると怖い話 自宅に知らない女が

帰宅してみると、知らない女が俺の部屋の中にいた。

湧き上がる驚きと恐怖、そして怒り。

様々な感情の中、俺は女に怒鳴った。

「おい、人の部屋で何やってるんだ?!」

女は不思議そうな顔でこちらを見てから返事をした。

「あら、あなたに私が見えるの?」

こいつ、不法侵入しておいて開き直る気か?

まずます怒りが湧いてきた俺は、また怒鳴る。

「早く出ていけ!これ以上ここにいると、警察に連絡するぞ!」

女はため息交じりに返事をしてきた。

「そんなに怒鳴らなくても、出ていくわよ。でも、私は幸福を呼ぶ女神なのよ。」

言い訳がましい女に、俺はまた怒鳴る。

「いいから、早く出ていけ!」

そして、女は玄関から出て行った。

・・・でもおかしいのだ。

女は確かに出て行ったはずなのに、ドアを確認すると、鍵もかかっているしドアチェーンまでかかっている。

女が隠れられるような場所もない。

何だったんだ?

・・・それにしても、さっきの女美人だったな。

俺は、そんなどうでも良い事を考えてしまった。

解説↓


玄関から女が出て行った後に、扉には鍵もドアチェーンもかかっていた。

隠れる場所もない。

この状況で考えられる可能性は2つある。

1つ、「俺」が見ていたのはすべて幻。

「俺」が一人で幻覚を見ていたと考えると、一応の筋は通る。

2つ、女が自分で言っているように、彼女は「幸運を運ぶ女神」だった説。

つまり、人間ではないナニカなのだ。

これが事実だとすると、彼女の出て行ったあと、「俺」は不幸になってしまうかもしれない。
PR